日本郵船株式会社(NYK)は、2010年建造・載貨重量297,844トンの鉱石運搬船 BAO MIN に「NYK Dry Bulk Award 2026」のゴールドアワードを授与しました。本船は日本郵船が用船し、Synergy Marine Group の一員である Synergy Onyx が喜多浦海運株式会社から受託して船舶管理を行っています。今年のゴールドアワードは2隻で、BAO MIN はそのうちの1隻です。このほか1隻がプラチナアワードを受賞しました。
表彰式は、2026年9月2日・3日に愛媛県今治市で開かれた日本郵船の「ドライバルク安全実務者会議」の初日、9月2日に行われました。同社は2010年からこの会議を毎年開いており、今年は船主・船舶管理会社など29社98名が参加しました。日本郵船は9月4日に本会議の開催を発表しています。
船舶概要
| 船種 | 鉱石運搬船 |
|---|---|
| 載貨重量 | 297,844トン |
| 建造年 | 2010年 |
| 船籍 | パナマ |
| IMO番号 | 9565510 |
| 用船者 | NYK |
| 船舶管理会社 | Synergy Onyx Marine Private Limited(インド・プネー) |
日本郵船の評価の仕組み
日本郵船は、船舶立入検査の結果、同社独自の安全基準「NAV9000」による評価、事故・トラブルの情報などをもとに、船舶を総合的に評価しています。2026年からは選定基準が見直されて表彰される船が大幅に絞り込まれ、今年はプラチナアワード1隻・ゴールドアワード2隻の計3隻が選ばれました。
BAO MIN の表彰状には、過去2年間にわたり、出港停止処分も事故やトラブルによる運航停止もなく、安全で信頼性の高い運航を続けてきたことが記されています。
用船者と船主にとっての意味
用船者にとっては、本船が計画どおりに稼働することが貨物の輸送計画を支えます。船主にとっては、出港停止や事故による運航停止を避けることが、本船を商業運航に使える状態に保つことにつながります。安全と運航の実績は、本船を長く使っていくうえでの費用を考えるうえでも大切な要素です。
Synergy Marine Group 船舶管理部門 共同CEO の Ajay Chaudhry は、次のように述べています。
「日本郵船様から BAO MIN が表彰されたことは、船主様・用船者様が船に求める安定した運航を、本船が続けてきたことの表れです。2年間の実績は、2010年建造の本船でも信頼性の高い運航ができることを示しています。この信頼性を保ち続けることが、船主様の大切な資産を守り、用船者様の事業を支える基盤となります。日頃より信頼をお寄せいただいている日本郵船様と喜多浦海運様に、そしてこの実績に貢献したすべての乗組員と陸上スタッフに、心より感謝申し上げます。」
船上と陸上で本船を支える人々
Chandravir S. Ranawat 船長、Mohit Sanguri 機関長をはじめとする現在の乗組員の皆さんに、お祝いを申し上げます。今回の表彰は、評価の対象期間に BAO MIN に乗船したすべての乗組員と、プネーで本船を支えた Synergy Onyx の陸上スタッフの努力の成果でもあります。
2025年の KEY JOURNEY に続く受賞
BAO MIN の受賞は、同じく Synergy Onyx が管理する2012年建造のカムサマックス型ばら積み船 KEY JOURNEY の「NYK Dry Bulk Award 2025」受賞に続くものです。 2年続けての表彰は、日本郵船が求める安全で信頼性の高い運航に向けて、これらの船を支える乗組員と陸上チームの取り組みが評価されたものです。
Synergy Marine Group について: シンガポールに本社を置く船舶管理会社で、750隻を超える船舶を管理しています。
